赤ちゃんの育て方に選択肢を。母乳orミルク?
みなさん、こんにちは。
RTA指定スクール *つむぎての渡邉香澄です。
ブログやインスタなどこれからママやパパになる人たちも見ていただいているということで、少しずつ、私の育児体験もお話していければと思います。
あくまでも私の体験なので、子育て中のママやパパすべてに当てはまるわけではありません。こんな子育てをしている人もいるんだなと参考程度に読んでもらえたら幸いです。
ちなみに私はそこまで丁寧な子育てをしている方ではないと思います笑
子どもが生まれてから私の人生の軸は子ども中心になりましたが、だからといって、子どもだけの生き方はしていないつもりです。
なので子育てに悩んでいる人がいたら私のある意味雑な子育てを見て「この人と比べたら、私頑張っている!」と気軽に思ってくれたらうれしいです。
今回は赤ちゃんは母乳で育てるのがいいのか、ミルクで育てるのがいいのかという話です。
先ほど、”丁寧ではない子育て”と言いましたが、私は娘を生んで育てるときに当たり前のように”母乳で育てる”と思っていました。
そうではなかった最初の私の子育ての挫折の話です。
Contents
えっ、母乳ってすぐ出ないの?
出産前の子育てのイメージとして、出産後すぐにあふれんばかりの母乳が出て赤ちゃんが泣いたらそのたびに母乳をあげて。
ミルクなんて、なんかあったときの”補助”的な役割としか思っていませんでした。
これは、TVや本などを読んでいた影響でどこもかしこも当たり前に母乳で育てる姿しか描いていなかったからだと思います。
しかし現実はそんな優しい世界ではありませんでした。
よく話として聞くには、出産後もしくは、2,3日すると胸が張り、母乳が出てくる。赤ちゃんもその匂いなどで自然と母乳を吸ってくれる。
私は....全くそんなことありませんでした!(ガビーン)
胸は確かに張りました。しかし、赤ちゃんがちゃんと吸えたのかというと全然上手に吸うことができませんでした。
抱き方、赤ちゃんの首の角度、ママの乳首の長さなどいろいろ調べたり人に聞いたりしましたが、上手にできませんでした。
赤ちゃんがおっぱいを吸えないので、結果として母乳も出なくなってしまったのです。
なので、生後1か月ほどで母乳を諦め、ミルクに移行し、ミルクで育てるようになったのです。ここでまず、育児に対して挫折を味わいました。
母乳神話。
日本は特に母乳で育てることに対して、とても神経質にあるように思えます。
特に、いわゆる”昔の人”または”昔の人に育てられた人”そして、”初産婦さん”。
また、保健所や助産院などでも母乳推奨としているところはまだまだあると思います。
私は、この母乳神話があることでミルクで育てると決めるまでとても葛藤しましたし、ミルク育児にしてからも肩身の狭さを感じてきました。
会うなり、母乳?と聞いてくる人
世の中にはいろいろな人がいますが、赤ちゃんや幼児を連れていると不思議と人は警戒心を緩めますよね。
話しかけられる率が一気に上がります。
もちろん、赤ちゃんや幼児って見ているだけで可愛いですから、話しかけたくなる気持ちはわからないでもないです。
話しかけるのはいいとして、よく「母乳?」と唐突に聞いてくる人も少なくありません。そこで「いや、ミルクなんです」と答えた日にゃ、「なんでミルクなの?母乳じゃなくて”可哀想”」と言ってくるのです。
俗にいう”可哀想攻撃”です。母乳どうこう関係なく”靴下はいていなくて可哀想”、”薄着で可哀想”ととにかく、その人の目からすると目の前にいる赤ちゃんは”可哀想”なんだそうです。
話を戻します。
私もこの一言を言われ、とても傷ついたことがありすし、そういわれないにしても「へ~ミルクなの~。」という声のトーン、表情でプラスに捉えられていないなと思う部分があるので、その反応だけでも傷ついていました。
母乳育児談義に入っていけない。
子どもは少し大きくなると児童館や子育て支援センターに行くようになりました。
子どもを通して、同年代ぐらいのママたちと仲良くなれたのはとっても楽しいひと時でした。
すると、やはり会話の中で母乳で育てているのか、ミルクで育てているのかという話になります。
ミルク育児派はやはり少ないので、基本母乳育児をしているママたちの会話に入っていけません。
胸が張って熱が出るや、添い乳をしないと寝てくれない、乳首から血が出た....などという母乳苦労話には基本入っていけません。だって経験してませんから。そうなるとやはりどこか肩身が狭くまた、母乳育児をしているママたちは母として優位に立っているように私は思えて仕方がありませんでした。
保健所のポスター
私がミルク育児を始めてから間接的に傷ついたものとして、保健所のポスターがあります。
その保健所に張られていたポスターには赤ちゃんの突然死症候群について書かれていたポスターでした。
乳幼児突然死症候群(SIDS)といいます。厚生労働省が出しているものです。
厚生労働省のホームページには下記のようなことが書かれています。
私が保健所で見たポスターにも同様のことが書かれていました。
睡眠中に赤ちゃんが死亡する原因には、乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という病気のほか、窒息などによる事故があります。
○ SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。
○ 平成30年には60名(概数)の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっています。
○ SIDSの予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。
1)1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発生率が高いということが研究者の調査からわかっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
2)できるだけ母乳で育てましょう
母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発生率が低いということが研究者の調査からわかっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。
3)たばこをやめましょう
たばこはSIDS発生の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html 厚生労働省HPより引用
言っていることは理解できます。
しかし、予防するための2)できるだけ母乳で育てましょう。という部分で私はとてもショックを受けました。
母乳で育てていないわが子は他の子と比べて死ぬ確率が高いのではないのか?!ととても不安になりました。
私が調べる限り、なぜ母乳だと突然死の可能性が低くなるのかはわかりませんでした。
結果的にわが子は現時点すくすく育っています。
子育ての選択肢に自由を。
私は、生まれてくる赤ちゃんが十人十色いろいろな子がいるとともに、その育て方もママによって十人十色いろいろなやり方があってよいと思っています。
長年、たくさんのママたちがたくさんの赤ちゃんを育ててきている中で”母乳がいいよね”となってきているから今でも”母乳神話”という形で残ってきているのだと思いますが、選択は自由でよいと思います。
ひと昔はどうだったか知りませんが、今では栄養価も高いミルクができているので、安心して飲ませることができます。
ミルクで育ったわが子は今でも病気知らずです。
保育園でも熱で早退なんてまだありません。
今では、ミルクで育てられてよかったと思っています。
だって、ミルクだと私だけではなく、夫や両親も娘に挙げることができ、みんなで子育てをしている気持ちになるからです。
さっきミルクを挙げてから〇時間経っているからそろそろだね。という会話が夫婦ででき、夫もミルクの用意を積極的にやってくれました。
母乳はママしかあげられないけど、ミルクであれば私でなくてもできます。
育児や家事が分散できることは産後の私の体にとってとても助かりました。
もし、ミルク育児でなにか不安を覚えているママがいたら私は胸を張っていってあげたいです。
「大丈夫!ミルクだろうと母乳だろうと、子どもはすくすく育つことには変わりはないよ」と。
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