ベビーマッサージってなに?~赤ちゃんに触れなかった歴史~

ベビーマッサージ

皆さん、こんにちは!

私はベビーマッサージセラピストを取得して、ベビーマッサージをたくさんのママや赤ちゃんに知ってもらいたい!と思っているのですが、そもそも、”ベビーマッサージ”ってなに?と思う方もいると思います。

これから定期的にベビーマッサージに関してお話をしていきたいなと思います。

ベビーマッサージとはなんぞや?

ベビーマッサージはその名の通り、赤ちゃんに対してマッサージをしていくことです。

ベビーマッサージによって結果的に身体的効果が様々あります。

しかし、何よりも一番大切にしているのは、”親子のコミュニケーション”です。

赤ちゃんとママの絆がより一層深くなるためにベビーマッサージがあります。

子どもは生活の中で家族とのコミュニケーションを通して、コミュニケーションの楽しさを知り、人と関わり成長と共に社会を広げていきます。

このロイヤルセラピスト協会:通称RTAはベビーマッサージは親子のコミュニケーションの”ファーストステップ”として重要視しています。

赤ちゃんの肌に直接触れることで親子の信頼関係を築いていきます。

ベビーマッサージの歴史

ここで少し堅苦しいかもしれませんが、ベビーマッサージの歴史を紐解いてみたいと思います!

歴史は紀元前にさかのぼります。

紀元前ぐらいの古来、ベビーマッサージは子守唄と同様に世界中でママから子へと受け継がれてきたものなのです。

家庭の生活習慣として受け入れられ、赤ちゃんは家族に抱っこされ、頬づりされたりと優しい触れ合いを受けてきました。

状況が変わったのは19世紀末。

19世紀末は、イギリスで産業革命が起き、女性も工場などで働くようになりました。

そうすると、母親たちは、赤ちゃんの育児よりも工場で働くことを優先とされたのでした。

赤ちゃん中心の育児から親の都合に合わせた育児法が提唱されてしまいました。

この親の都合に合わせた育児法=「抱かない・触れない育児法」といいます。

抱かない/触れない育児法とは?

  • 抱き癖がつかないために必要な時以外は赤ちゃんに触れないし泣いても抱き上げない。
  • 夜は親と寝ずに、子ども部屋のベビーベットに寝かせる。
  • 両親は子どもに対して機械的に接する。
  • 母乳よりもミルクをあげる。
  • ミルクは一定の時間以外あげない。・・・etc

といったように今から考えると心配になるような育児法が学者の先生たちによって、提唱されていたのでした。

要は、赤ちゃんの甘え(泣き声)に親がコントロールされてはいけないというもので、早く自立心や独立心を持たせるべきとされていたのでした。

しかし、見てみると現在にも通じる部分がありませんか?

私は里帰り出産をしたのですが、出産後しばらく実家で子育てをしていた際に母や祖母に「抱き癖が付くから年がら年中抱っこしていてはダメよ。」と言われたものでした。(私は無視して抱っこばかりしていましたが笑)

子ども部屋のベビーベットで寝かせる。というのは、現在においては部屋の広さや欧米を見習っての”ネントレ(ねんねトレーニング)”を教育方針として行っているご家庭もあるので、一概にダメとは言い切れない部分はありますが、当時は少なからず、子どものためというよりは親の都合で行っていたようです。

先ほど、母や祖母に抱き癖に関して指摘された話をしましたが、日本ではいつから抱かない/触れない育児法が推奨されたのでしょうか?

日本での抱かない/触れない育児法

日本では江戸時代に「小児按摩」という今でいうべビーマッサージのようなものが各家庭で行われていたそうです。

また、今のベビーマッサージセラピストのような専門家が各家庭を周り施術を行ってきたそうです。

明治時代の文明開化が起こり、西洋の医学が日本に導入されると共に、小児按摩は衰退していきました。

しかし、家庭での「抱く・さする・母乳を与える」といったものは家庭に残っていきました。

状況が変わったのは第二次世界大戦後。アメリカから「抱かない/触れない育児法」が伝わってきました。

抱かない/触れない育児法の中で”母乳よりも粉ミルクを”という項目があったと思います。

粉ミルク自体は19世紀末にはヨーロッパを中心にすでに存在はしていたらしいのですが、日本では明治時代に伝わってきました。

しかし、劇的に現代のように、味・栄養を考えて作られたのは1950年代以降のようです。

それは日本の高度成長期に合わせて作られた影響も少なからずあるのではないでしょうか?

育児法の見直し

アメリカや日本でも赤ちゃんをコントロールする育児が流行り、べビーマッサージをはじめ、母子の伝統的な触れ合いは姿を消してしまいました。

しかし、「抱かない/触れない育児法」が伝わってこなかった国があったのです。

アフリカをはじめ、カリブ・アジアの一部の国々などは「抱かない/触れない育児法」が伝わってこず、昔から伝承されてきた自分たちの育児法で育ててきました。

特にアフリカのウガンダの赤ちゃんに関しては、誕生から4歳までマッサージを受けています。

すると、ウガンダの赤ちゃんは身体的な成長が早く、精神面の安定と高い知能がアメリカよりも優れていることが分かったそうです。

欧米の研究者たちはウガンダの育児法に注目をし、コントロールする育児法ではなく、【赤ちゃんの要求に基づいた育児方法】に戻っていったのです。

赤ちゃんに安心感を与える方法の1つとして、ベビーマッサージが1990年~2000年にかけて再び浸透してきました。

日本では2000年にベビーマッサージとして伝わってきたのです。

心の結びつきは対話や話し合いという理性的なものではなく本能的なところから生まれるということが認識されていったのでした。

つまり、ベビーマッサージって?

ベビーマッサージの一番の目的は赤ちゃんとスキンシップを取り、親子のコミュニケーションを深めることです。

ママからのスキンシップをとった赤ちゃんはママからの愛情と安心感に満たされていきます。

そして、ママも赤ちゃんに触れることで成長や体調を感じ取ることが出来、自信やゆとりにつながっていくのです。

大人と赤ちゃんのマッサージの違いとは?

では、大人が受けるマッサージとこのベビーマッサージの違いは何でしょうか。

大人のマッサージは疲労回復やリラックス目的であり、マッサージを受ける大抵の方は初めましてのセラピストの方に身体を託してマッサージを受けます。

ベビーマッサージはあくまでも親子のコミュニケーションであり、ママやパパといった大好きな人にやってもらうといった違いがあります。

ママやパパから触れられた赤ちゃんはリラックスや安心感を覚えることで深い呼吸や深い眠りが出来、結果的に成長ホルモンの分泌を高めていく効果につながっていきます。

<a href="https://www.photo-ac.com/profile/638920">FineGraphics</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

※↑イメージ画像であり、実際のベビーマッサージでは赤ちゃんは裸で行います。

ベビーマッサージとは何?という部分は分かっていただけたでしょうか?

次回はそんなべビーマッサージをすることの目的などお話していきます!

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